マンション全戸一括提供
IPv6
IPv4アドレス枯渇問題に対応する「IPv6」を持続可能な社会に向け、
マンション全戸に一括提供。
有限資源であるIPアドレス
-IPv4枯渇問題-
約50年前に策定されたIPv4の仕組みで使われていたIPアドレスは、急速なインターネットの普及により、既に枯渇をしています。それに代わる「IPv6」の仕組みが枯渇問題の解決策として利用が広がっています。
- IPv6に対応しているサイト
- Youtube、google、Netflix、Hulu、Meta(旧Facebook)、Instagram、ABEMA TV、TVer、DAZN、LINE、Xなど
- IPv6に対応している端末
- PC(Windows、Mac)、各種スマートフォン など
(2025年6月時点)
IPv6が必要な理由
IPv4のIPアドレスは約43億個ありそれ以上は増やせません。既にIPv4のアドレスは枯渇しており、現在は地域インターネットレジストリ*1が管理する在庫を割り振っている状態です。いずれIPv4のアドレスを新規に割り振りができなくなったとき、新たなサーバや端末がネットワークに追加することができなくなり、インターネットを利用できなくなるユーザーが出てきます。
そのため、枯渇問題の対策として「IPv6」の通信プロトコルの利用が広がっています。IPv6で払い出しできるIPアドレスは約340澗(かん)個なるため、枯渇する心配がありません。
*1 地域インターネットレジストリ… 特定地域内のIPアドレスの割り当て業務を行う機関
つなぐネットは持続可能な社会に向けて、マンション全戸にIPv6通信環境を提供可能*2とし、マンション入居者様が快適にインターネットを利用いただける環境を提供いたします。
*2 建物の条件により提供できない場合があります。
アルテリアグループでは、サステナビリティに関する基本計画を策定し「高品質な情報通信サービス」の提供を通じて、持続可能な世界の実現に貢献するための活動を推進しております。
- マテリアリティ
- 高品質な
情報通信サービス
- 2030年までに目指す姿
- 多様化するお客様のニーズや、市場トレンドを先取りしたサービスを企画・提供している。高品質なブランドイメージが確立できている。
- KGI・KPI
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- 高品質なサービスの提供拡大
- 新たな顧客需要に対する新サービスの開発
- 回線サービスにおける高い可能性の維持
- SDGsマッピング
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つなぐネットのIPv6提供について
マンション生活をより便利にするIoT機器、その利用拡大に伴い一住戸内でのIPアドレスの利用数も増加します。利用する端末数が世界的に増加するなか、国内外でIPv6のアドレス利用が増えています。今後も生活のインフラとして欠かせないインターネット、IPv6未対応のリスクを課題としIPv6の標準化を総務省で促進している日本はIPv6の普及率も高くなっています。
つなぐネットのマンション全戸一括インターネットは、未来を見据え安定した通信品質を継続的に提供できる環境をご用意いたします。また、デュアルスタック方式(IPv4アドレスとIPv6アドレスの両方を割り当て)での提供となるため、IPv6に対応していないWebサービスでもこれまで通りインターネット通信が可能です。マンション全戸に標準提供するため、入居者様が個別に申し込みをする必要なく、IPv6でのインターネットが利用可能、入居者様の多様なニーズにお応えします。
IPv4のみでインターネットを
利用する場合

- イラストはイメージです。インターネット接続方法は居室の機器設備により変わります。
IPv4とIPv6のデュアルスタックで
インターネットを利用する場合

- イラストはイメージです。インターネット接続方法は居室の機器設備により変わります。
<参考>
総務省では、IPv6 が IPv4 よりも通信品質が高い理由として、
- IPv6 は Happy Eyeballs の仕様として優先される
- IPv6 は通信経路上のフラグメント化やチェックサム計算によるオーバヘッドがなくなる
- IPv4 は飽和状態で回線が混雑している
- IPv4 は CGN(大規模 NAT)によるオーバヘッドがあるため
と説明しています。
理論上は速くなるといわれていますが、体感速度としては大きな差異はありません。
- 引用元:総務省ホームページ